接近から流します

右から左に流す日々

ひろゆきが酷いのは今に始まったことじゃないんだが

 どうやらひろゆきがフランス語を誤翻訳して意味不明な言動を行った後、ツイ消し&ブロックをかけて逃亡するという悲惨な事態になっているらしい。

 ひろゆきは以前にも位置エネルギーに関しての言及や、直近ではputainの解釈で狂った言動を繰り返していることでも知られている。

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 しかし、ひろゆきが酷いのは今に始まったことですらないのは、ある程度の被害に遭った人間ならはっきりわかることではなかっただろうか。

 例えば、ヴィーガン関連におけるひろゆきの言動は、しっかり動物倫理を勉強し、栄養学にも通じている人間ならば即座におかしいとわかるものだったはずだ。

 まず、彼はヴィーガンでは必須アミノ酸をとることができないから、子どもの栄養を害するのだといったデマを吹聴しており、実際にそれに同意していた情弱のツイッタラーもたくさんいたはずだ。これは豆と米類の食べ合わせ(大豆などの豆類はメチオニンが少ないが、米類にはそれが多く含まれている等)でアミノ酸スコアを完全にしていくヴィーガンの栄養摂取法を理解しているなら、絶対に間違えるはずのない知識ではなかっただろうか?子どもの栄養を害するリスクを訴えるのであれば、動物性食品を摂ってきた人間ならばある程度は体内に蓄積があるビタミンB12のように、子どもの場合だと意識的に摂取を考えなければならないものをとり上げるものだろう。

 更に、ひろゆきの誤りとして、未だにヴィーガンの理論が「動物愛護」の観点に基づくと思い込んでる点だ。あれだけ他人にリテラシーについてどうのと語ってるくせして、ピーター・シンガーの議論すらも知らないというのは、根本的に頭も(フェアに議論をしようという誠実さもないので)性格も悪いのだろうと思われる。恐らく、当人は功利主義と義務論のそれぞれの立場に基づく議論もろくに知らないのだろうし、知らないからあのような雑語りが可能なのだろう。

 

 結局、ひろゆきという人間はろくな専門知識すらも持たない素人同然の人間であるわけだが、こういう人間をあたかも有識者であるかのように持ち上げ、「論破王」などとアホみたいに持て囃してきた人間全員が(数年前の私も含めて)愚劣だったということではないか。つくづく、数年前の自分は狂っていたというかバカだったなと本気で反省している。